部屋の中でも大きな面積を占める壁面には部屋のイメージを変える力があります。なにもなく真っ白な状態であればぜひ「インテリアート」を飾ってみてください。そこで、インテリアートを飾ってイメージを決めるときの4つのコツを紹介します。
インテリアートの飾る高さ
絵やパネルを飾る高さは「目線に合わせる」というのがインテリアートの鉄則です。美術館などでは、絵の中心から床までの高さは140cm~150cmになるように展示されています。鑑賞するお客さんの目線の平均の高さから割り出されたサイズになっています。また人気のある作品の場合、混雑が予想され作品の前に人が重なるため、通常の作品よりも遠くから見えるように少し高めの配置にしています。自宅のインテリアートの場合は絵の中心から床まで140cm~150cmを基準として配置することをおすすめします。家具や他のインテリアと合わして少し高めに設置している場合が多くありますが、基準の高さで設置することで、バランスが美術館のようになりイメージがガラッと変わります。
インテリアートのボリュームと形
飾りたい壁のサイズを良く見て、どのようなサイズの絵が合うのかイメージしてみましょう。横長の空間なのか、縦長の空間なのか。空間の形によって絵の形を合わすはセオリーです。壁面に対して50%を占めるボリュームで飾ると、大胆で華やかなモダンな空間になります。20%~30%の割合で飾ればシンプルでカジュアルなイメージの空間になります。
インテリアートの飾る場所
部屋が狭くて飾る場所がない。なんて思うこともありますが、どこの壁をフォーカルポイント(インテリアの見せ場)とするかを意識し、部屋全体のインテリアを決めていきましょう。一般的にはソファーや寝具、キャビネットなど壁際にある壁の上に、家具の横幅70%程度のサイズのインテリアートを飾るとバランスが良くなります。それ以外にも、リビングのソファー上や、腰窓の横の壁。ベッドの頭、コンソールテーブルやチェストの上。玄関の正面の壁面、トイレの壁面。廊下や階段をギャラリーのような展示にしてみたりと、どこに飾ればおしゃれかイメージしてみましょう。
インテリアートの配置のしかた
インテリアートを飾る配置も、1つだけを飾る場合と、複数を並べて飾る場合があります。複数並べる場合にはいくつかのパターンんが考えられます。
- 中心部を揃えて横一列に並べるパターン
- 上部または下部を揃えて横一列に並べるパターン
- 中心部を揃えて縦一列に並べるパターン
- ルービックキューブのように田の字型に並べるパターン
- 左または右から高さをズラして並べるパターン
- 表彰台のように真ん中が一番高いズラしかたで並べるパターン
- 複数のザイズを合わして四角に並べるパターン
- 複数のザイズを合わして三角に並べるパターン
- ハートや星のような形に並べるパターン
飾るときは引っ掛ける紐を絶対に見せないようにしましょう。長過ぎる紐はまとめて額縁のウラにテープなどで留めておきましょう。
インテリアートが活きる空間へ
せっかくインテリアートを飾るのであれば、インテリアにも効果的にかっこよく決めたいものです。あなたの部屋の壁面にはなにがありますか?もしかしたら、すでになにかぶら下がっているかもしれません。例えば、ダサいカレンダーやごみ収集のお知らせ、厄除けの御札、ホコリを被ったドライフラワーなど。心当たりがあるのであれば、今すぐ外してください。インテリアートをかっこよくみせるには、元ある部屋を整えておきましょう。