普段何気なく使っている洗面所のタオル掛け。それはインテリアの脇役的な存在かもしれませんが、逆におしゃれな水回り空間を目指すなら、必ず気に掛けたいディテールでもあります。タオル掛け一つとっても、デザイン、使い方はさまざまですが、良いタオル掛けにはおもてなし感を上げてくれる効果もあります。来客時にも、普段使いにも嬉しい、タオル掛けのデザイン・バリエーションを紹介します。
スマートさなら天吊りタイプを
スタイリッシュかつ使いやすいタオルホルダーなら、天吊りタイプがお勧めです。手を洗った後に、壁や床に水滴を落とさずにタオル掛けまで手を到達させるのって、実はなかなか難しいですよね。天吊りタイプなら、洗面カウンターなどの位置に縛られず、天井の空いたスペースに取り付けられるので、サッと手が届くベストな位置にタオル掛けを設置することができます。
簡単DIY・素材で勝負するタオル掛け
DIYで作れる簡単な方法もあります。用意するのはレザー帯(幅3センチくらいのもの)と壁に留めつけるピン、そしてタオルを掛けるウッドの丸棒です。レザーの帯の両端をあわせながら壁に固定して、丸棒を渡せば完成。レザーの素材感やカラー、ウッドのナチュラルな素材感を全面に押し出したタオル掛けが作れます。カットすれば長さは自由に変えられるので、空き場所にピッタリと収めたい場合などには有効ですね。
ロールスタイルで使うウォールラック式
もうひとつのおしゃれなスタイルは、タオルをグルグルと巻いてセットするタオルホルダーです。ひとつひとつ取り出して使うタイプなので、来客時にもバッチリ対応、見た目にもユニークさと清潔さをアピールできます。壁に取り付けるラックにはさまざまなタイプがありますが、シンプル・モダンなクセのないものや、ワインボトルを掛けておくボトルホルダーを転用しているアイアン製のものなのど、アンティークよりのものもあります。
ウォールバスケットを使う方法
ロールしたタオルの小口を見せてディスプレイするなら、ウォールバスケット方式がお勧め。ラタンシーグラス、ウォーターヒヤシンスなどのナチュラルな素材で編まれたかごを、カゴの底を壁に固定する感じで取り付けておけば、巻いたタオルを俵上に重ねて収納しておくことができます。便利なこの方法は、洗面タオルだけではなくて、バスタオルやフェイスタオルなど、いろいろな種類のタオルにも対応しやすいです。スチールワイヤーのカゴにすれば、一気にインダストリアルなスタイルになちますので、インテリアに合わせてお好みで選ぶことも可能です。
まとめ
タオル掛けはちょっとした工夫のひとつですが、その些細なことが、生活の豊かさに重要だったりします。プチリノベーションでできる範囲なので、コストパフォーマンスもよく、これからのリフォームにお勧めですよ。