インテリアデザイナーとインテリアプランナーの違いとは何でしょうか?それぞれ資格もあり、難易度や資格の認知度、効力も違います。この記事では資格の取得方法と、インテリアデザイナーとインテリアプランナーの共通点と違いを見ていきましょう。
インテリアデザイナーの取得方法
インテリアデザイナーの資格は受験資格は特に無く、日本デザインプランナー協会が認定する民間の資格です。資格がなくてもインテリアデザイナーとは名乗れますが、あれば履歴書にも書けますし、就職や転職にも有利になります。
試験は2ヶ月ごとに開催され、自宅でも受験ができます。他に、日本デザインプランナー協会指定の講座を受講し、卒業課題を提出することで資格試験の受験をパスしてインテリアデザイナーの資格を取得することもできます。
また、自宅での受験の場合は、試験問題が自宅に送られてきて、期限内に解答用紙を返却することで試験を受けたことになります。試験問題は、インテリアに関する商品の知識や販売の技術。インテリアデザイナーとしての理解や、表現を図る内容で、教本やネットなどで検索することができます。合格すれば、晴れてインテリアデザイナーの資格を取得することになります。
インテリアプランナーの取得方法
インテリアプランナーの資格はインテリアデザイナーと比べると難易度が高くなります。インテリアプランナーは公益財団法人建築技術教育普及センターの認定の資格です。一次試験は学科試験で全国主要都市9ヵ所で6月に実施、沖縄を除く全国8ヵ所で11月に二次試験の設計製図試験のそれぞれに合格することでインテリアプランナーの資格が取得できます。
一次試験の学科は50問の4択問題で出題されます。二次試験の設計製図は設計主旨、平面図、断面図、展開図を設計課題に沿って検討していきます。二次試験の受験資格は、5年以内に一次試験の合格が条件です。また、インテリアコーディネーター、一級・二級建築士、木造建築士などの資格があれば一次試験はパスすることもできます。
インテリアデザイナーとインテリアプランナーの共通すること
基本的にクライアントからの要望を元に室内空間のデザインをするという仕事は同じです。資格の難易度、肩書が違ってくるだけです。どちらもコミュニケーション能力はもちろん、想像力、新製品への興味など、日頃の努力が実を結ぶことが共通することです。
インテリアデザイナーとインテリアプランナーの大きな違い
インテリアデザイナーとインテリアプランナーの大きな違いを一言で言う「現場監理を行うかどうか」です。インテリアデザイナーは基本的に企画・設計業務がメインになってきます。なので、実施図面などの作成は少なく、インテリアのセレクトや、プラン図の制作がメインの仕事です。しかし、インテリアプランナーの場合は、企画・設計業務から現場管理まで行うため、どちらかといえば建築事務所での仕事が多く、専門知識をかなり求められます。もちろんインテリアデザイナーのように、内装の仕上げを選ぶことやインテリアをセレクトする仕事もあります。なので一から十までこなすトータル的な仕事が、インテリアプランナーの求められる仕事になります。