ラグは既存の床の上に敷いて、リビングの雰囲気を簡単に変えることのできる便利なインテリアアイテムです。大きな工事などは必要とせず、また敷く広さや場所、色などによって、スタイルや効果を調整できるというメリットがあります。でも、どのように敷くのがいいのか、意外に知られていないのも事実です。セオリーを踏まえながら、ラグを賢く使う方法を紹介します。
1.片方を踏むのは何のため?
よく見かける、ラグの一辺をソファの足元で踏むのはなぜでしょうか?理由は幾つかあるのですが、(1)ラグがずれるのを防止する、(2)ラグのサイズがいつもピッタリと嵌るわけではないので、その調整、(3)ラグの柄をソファの下に滑り込ませることで、柄の連続感を出す、などが挙げられます。いつもいつもオーダーでサイズを決めることは難しいですよね。ラグの一辺をソファの足元に差し入れておけば、ソファに座ったときに足が縁にあたる心配もなく、安心して使うことができるでしょう。
2.ラグはリビングの主役に
敷く面積が広く、大きなラグが使えるときは、ラグの上に、ソファを完全に乗せてしまいましょう。TVボードの前から、ローテーブル、ソファをすべて包含するイメージです。こうすることで、リビングのゾーニングをラグが決めることになり、スペースの求心性が高まります。また、ラグだけを華やかな柄にしたり、他のインテリアテイストとギャップを持たせるのも一つのテクニックです。特に周囲の床の色とコントラストを持たせることで、パッと浮き上がったような効果をもたらしてくれるでしょう。ソファやローテーブルなどを普通のものを選んでも、ラグのパターンの効果でリビングのビジュアルをもたせることができます。
3.ソフトさを生かす
ラグのもう一つの大きなメリットは、足ざわりに変化を付けられることです。いつもいつも、同じ硬さのフローリングを踏んでいたのでは、足は疲れてしまうもの。体勢にも同じことが言えます。い同じ姿勢でいるよりも、たまにはラグの上に胡坐をかいたり寝転んだり、いろいろな姿勢になれたほうがいいのです。ラグは硬いものから、シャギーなど毛足が長く、ソフトな足ざわりのものも選ぶことができます。好みのものを選んで、寛ぎのゾーンを作りましょう。このときは、ラグの上には基本的に何も置かないのがいいでしょう。それほど広くなくてもOK、ソファの脇にちょこんとした寝転がりスペースを作るだけでも効果を実感できます。ラグの形も、視覚ではなく、円形なども選択肢に入ってくるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?賢くラグを使って、快適な生活を実現してみてくださいね。